jungamaru199’s blog

猫に関する病気や、実際に起こったことを載せていきます。

口蓋裂の子猫

生まれたての子猫が

オッパイを飲む事ができない

慌てて病院へ駆け込んだ。

 

結果「口蓋裂」

上顎の骨自体が存在せず、

鼻と口が繋がった状態であるため

オッパイを飲む事が出来ないのです。

生まれて1度もオッパイを飲むことが出来なかった子猫は

低血糖を起こし、体温を保持する事も出来なくなっていました。

せめてお腹が空いた状態では可愛そうなので、カテーテルでお腹に直接ミルクを流し込みます。

温かいミルクがお腹に入り、

子猫は落ち着いたように見えました。

穏やかな顔をして、

眠りにつき

大きく深呼吸したと思ったら

そのまま天に召され・・・

 

苦しむ事は無かったように見えました。

呼吸も落ち着いていました。

内臓も動いていなかたようでした。

消化する事もできなかったのだと思います。

それでも、寒い思いやお腹が空いて

切ない思いはさせたくないと

心から思ったのでした。

 

最後を看取り、

子猫を抱え涙が止まりませんでした。

なぜこんな小さな子猫が

辛い思いをしなくてはならなかったのか

こんなに側にいたのに

何も助ける事が出来なかったのか

只々自分を責めることばかり

 

子猫の母親は

天に召された子猫を咥えて持ち帰ろうとします。

どんなに舐めても何も反応しない我が子に呼びかけ続けていました。

お墓に埋め、自宅に戻ってもなお

母猫は探し続けていました。

母猫に「赤ちゃんは天国に行ってしまったんだよ」と説明をします。

何度も何度も謝りました。

「助けてあげれなくてごめんね」

母猫は何も言わず、探すのを辞めました

 

ストレスでしょうか、

母猫の抜け毛が激しく

薄毛になってしまいました。

 

今はただ、見守ることしかできない自分が腹立たしい限りです。